■目次
さくらんぼについてのちょっとした疑問や質問にお答えします
さくらんぼの起源は? また、品種の数は?
さくらんぼは、ミザクラ(実桜)の果実です。さくらんぼの木を桜桃(おうとう)、実をさくらんぼと呼び分けるのが一般的です。
私たち生産者は桜桃と呼ぶことが多く、店頭に並んだものがさくらんぼと呼ばれています。
果樹であるミザクラには東洋系とヨーロッパ系の2系統があり、日本で栽培される多くのものはヨーロッパ系です。
日本での栽培品種は40種類ぐらいでしょうか。
果実は赤い実のものが多く、品種によって黄白色や紫がかったものもあります。
生食用にされるのは「甘果桜桃」の果実であり、日本で食べられるさくらんぼもこれに属します。
その他調理用には酸味が強い「酸果桜桃」の果実が使われています。
また、ほとんどのさくらんぼは自家不和合性といって、自家受粉しませんので、親和性のある異なる品種で受粉してやる必要があります。
さくらんぼは桜の木になるの?
確かに桜桃の花と桜の花はその形はちょっと似ていますが、桜桃の花は白色で、桜の花はピンク色が多いで、もともと種類が違います。
さくらんぼは甘果オウトウ類、セイヨウミザクラという種類で、桜の実はすっぱい実で酸果オウトウ類となります。
西洋桜類では、桜の実が大きくなりますが、日本の染井吉野などは実がなっても小さく、すぐに落果してしまいます。
さくらんぼの効果や効能は?
・疲労回復・美肌作り・高血圧予防・便秘解消・眼精疲労回復などに良いとされています。
・疲労回復と便秘予防に効果的
糖アルコールのソルビトールが含まれており、便秘の改善や大腸がんの予防に効果的。
・カリウムも多く、老廃物の排出や高血圧の予防効果が期待されています。
リンゴ酸やクエン酸に疲労回復効果もあります。
さくらんぼの保存法について
ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。
長く入れておくと甘みが落ちます。
コンポートやジャムを作るときには、ヘアピンなどを使ってタネを取るとよいでしょう。
全体の形をくずすことなく、きれいに取れます。
清樹園で栽培しているさくらんぼは?
ちなみに、当清樹園で栽培しているさくらんぼは、10種類ほどの品種があります。
時期的に一番早く収穫できる早生種、その次に収穫となる中生種そして、最後に収穫となる晩生種があります。
さくらんぼは、見た目はどんな種類かよく判らないと思います。種類の違うさくらんぼを見比べれば、形や色の違いにより判断できるかもしれません。
もちろん味についても違いがありますし、実の硬さにも違いがあり、柔らかいものや硬めで歯ごたえのあるものもあります。
是非、食べ比べていただきたいと思います。